世界を買った男さんからのコメントを考えているうちに
長文になってしまったので記事として投稿させていただきます。
世界を買った男さん、
レコードの音質についてですが、
我が家の恵まれない経済状況ゆえ、大した音響設備があるわけではないので
正確なことは言えませんが個人的な感想をこの機会に記載させていただきます。
国内盤は確かにプレスの品質なのか、カッティングの都合なのか微妙な音質ですよね。
NL 84654は1983年に制作された欧州向けのドイツ盤のようですが
音質を求めて購入するのでしたらUK盤かUS盤が最良かと思います。
ただ、ドイツ盤はジャケットがコーティングされているので堅牢な装丁で丈夫なうえ、
状態の綺麗なものが多いので物として保存するのには向いています。
僕が個人的に一番好きな音はUS Mercuryのマトリクス機械打ちの盤です。
e-Bayでもたまに6000円(+送料3000円)ぐらいで流れてますが偽物も多いので非常にリスキーです。
手書きマトの偽物は音質的に最悪です。
UK・US盤共にマーキュリー盤の音はベースなどの低音が強く前面に出されている(トニー・ヴィスコンティですし)ので、RCAのマスターから制作された近年のCDの音で慣れていると違和感を感じる方も居るそうです。
73年にMercuryからRCAからマスターテープが譲渡され、再販された際に独自にRCAで
RCAのオレンジレーベル(〜75年)であればUS盤でもUK盤でも音質に特に差が無いかと。
ただ、UK盤は「世界を買った男」さんが仰っているとおり、価格が高騰しているので
RCA盤を買うので在ればUS盤でもありかと思います。
推測ですが、BowieのRCAで制作されたレコードに関しては、米国でマスターテープを管理しカッティングされていると思います。
そのことから、RCA盤の初版は米国オレンジレーベルにあたるのではと思っております。
ハンキー・ドリーやヤング・アメリカンなど迫力の音を出すUS盤もあったりしますし。(あくまで個人的な感想ですが...)
印刷の質や紙の質感はUK盤の方が高級ですし、レコードも厚いのですが、
US盤はプレス数も多く取引価格は控えめで、海外オークションではシュリンク付きや未開封の状態も出てきます。
欠点といえば、70年代当時はオイルショック真っただ中ということもあり、
ダイナフレックス盤という薄い仕様のレコードなので反りやすく保存には少し注意が必要です。
Diamond Dogs以降のUS盤にはSTERLING Studio監修の刻印が入っている盤やRL刻印入りもあるので、US盤の奥は非常に深いようです...。
色々と返信を考えているうちにどんどん長くなってしまい、
非常に読みにくい文章になってしまいました。申し訳ございません。
最近は子育て追われ、中々ブログの更新ができない日々が続いておりますが
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US Promo 盤
UK盤
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※日本版のみ左下に「David Bowie」とロゴが入っており、UKとUSの違いは紙質とUS版の右下に小さくUSAと入っているのみでした。